ぼたんの季節ですね。おしべの花粉を体中にぬりたくる蜂を撮影してみました。今日は朝9時から寺で座禅しました。学生も観光客もいなくて静か、なにより心地いいポカポカ陽気でした。もう最高。
さて、今日は最近仕事で気をつけている口のきき方について書きます。
日々、部下にあれやこれやと指導していていると「これは相手に上手く伝わったな」と感じる時と「まったく腹に落ちていないな」と感じることがありますよね。後者の時は、自分の言葉は相手の心に響かなかったのだなと正直へこみます。ひどい場合には、言われた方も傷つき、言った方も傷つき、後味の悪さだけを残すこともあります。
そういう意味では、指導というのは日々真剣勝負。当然ですよね、相手からしてみたら、指導とは一種の”抑圧”や”修正”なのですから、指導する方が安易な気持ちで取り組んでは失礼です。
どうすればこちらの意図や指示を、相手の心に届けることができるのか。最近ある本を読んで次の3つの意識するようにしたところ、上手くいくようになりました。
言葉を装飾したりしない。言い回しにこだわらない。話の寄り道をしない。
一番の収穫は、自分の話には想像以上にムダが多いことに気づいたことです。ムダを省こうとすると、自然と下準備もしっかりと行いますし、指示もシンプルになります。
仏教の八正道に基づく「エイトマインドフル・ステップ」という本からヒントを得ました。本書の「必要のない話はすべて、害のある話になる」という一節は、組織においても十分当てはまると思います。
意味のある会話だけをする。意味のある指示だけをする。組織において必要のない話は、すべて害のある話だと思います。