てらがよい日記

お寺という名の異世界に通って感じたこと

禅僧にはプレゼン能力を磨く前にやることがある

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久しぶりの座禅会参加です。

やっぱりここ来ると心が落ち着きます。

もう11月なんですね。寒いのなんの。

 

今日の座禅は

体の痛みはまったく感じることなく

あっという間に終わりました。

たぶん今日なら1時間くらい

座り続けることができたと思います。

それくらい絶好調でした。

ただ、雑念は最後まで消えませんでした。

身体的苦痛と雑念は別だということに

気付きました。

 

今日は老師が、

「最近の若い禅僧はすぐ偉そうにする」

というようなことをお話しされていました。

3年修行すると住職になる資格を

得るそうなのですが、

そうするとみんな説法のやり方ばかり

勉強するそうです。

でも、禅僧というのは本来

布教活動をするのが目的ではなく

ただひたすら座禅をするものです。

 

そういえば最近は

坊さんがバーを経営したり

書籍をたくさん出したり

してますよね。

でも、本来、禅の道と言うのは

悟りに至るために行うもの

なんでしょう。

苦しい修行を何年も何年も

積み重ねて

それで初めてわかることがある。

老師はよく言います。

 

バーを経営することも

書籍を出すことも

悪いとは思いませんが

老師のおっしゃりたいことも

またよくわかる気がします。