2017年最後の座禅会です。世間は年末年始に入っているようです。家族連れの参加者が目立ちました。初心者が多いために座禅も30分弱といつもよりも短時間で終わりました。
講和の題材は無門関 第44則「芭蕉拄杖(ばしょうしゅじょう)」でした。拄杖(しゅじょう)とは手杖とも書きます。ようするに、お坊さんが修行で行脚する際に使う杖(つえ)です。アマゾンで検索しても出てきませんでした。アマゾンでも売っていないものがあるんですね。
さて、今年1年は、座禅のお世話になりっぱなしでした。10月から始めた朝のベランダでの座禅はほぼ日課となっています。たった数分間の座禅ですが、やるとやらないとでは、仕事のパフォーマンスが大違いです。
それから、家着が作務衣になりました。今は寒いので、ユニクロの肌着とロングティーシャツを下に着て、その上から羽織っています。これでちょうどいいですね。
旅行先は寺巡りが増えました。人生初の宿坊(寺に泊まること)も体験しました。旅行の楽しみが一つ増えたかんじです。
旅行先の一つ、比叡山で購入した般若心経を時々読んでいます。これ、いい発声練習になります。仕事にいかせると思いまして、こんな本も買いました。
いつも参加している座禅会は、おしまいに短いお経を唱えます。今日はいままでで一番声が出ていたと思います。音程とリズムがうまくだせたなあと。ちょっと自分でもびっくりしました。
最近は禅とか仏教の本をよく読んでいます。こちらは思考のトレーニングになります。いますぐ仕事のマネジメントなどに活かせるというよりは、出来事の意味付けをする際に役立つと思います。
ぼくは特定の宗教に属していません。座禅は宗教性から切り離して実践ができます。世界中の経営者やリーダーたちが禅に興味を持つ理由のひとつがここにあるのではないでしょうか。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。