てらがよい日記

お寺という名の異世界に通って感じたこと

座禅の基本「調身・調息・調心」で姿勢を見つめ直す

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カメに氷が張っていました。寒いですね。今日は9時からいつもの寺に座禅に行きました。

平日の日中なので、中学生が境内にくるわくるわ。続々と現れる彼ら彼女らは、はじめはワイワイガヤガヤしてるんですが、ぼくが座禅していることに気づくと、とたんに静かになるんです。「あっ!座禅してる人がいる!シーッ」みたいな。それが恥ずかしいというか、なんというか。

さて、今日は25分間の一人座禅を行ったのですが、ぜんぜん集中できませんでした。実は先週も集中できなかったのです。最近調子悪いな、どうしてかな~と考えました。いままでの経験からいうと、集中できない時というのは、たいてい座禅している時の姿勢が悪いのです。そうして姿勢を思い直すと、そうだ足の位置がおかしかったなと気づきました。午前中のお堂は日が差し込まずとても寒かった。そこで、ぼくは右足のつま先を左足の膝の裏にあたるように足を組んだのです。こうすることで、肌と肌が触れ合ってちょっと温かい。でも、このせいで体のバランスが悪くなってしまいました。こんなちょっとしたことで、座禅の姿勢が崩れると、呼吸が乱れ、集中できなくなるのです。

座禅には「調身・調息・調心(ちょうしん・ちょうそく・ちょうしん)」という言葉があります。身(姿勢)が整うと、息(呼吸)が整って、そして心が整うという意味です。これはその通りだと思います。

右のつま先の位置をお尻側に寄せたら、姿勢が整いました。呼吸が整い、すっと集中できるようになりました。人間の体って、おもしろいですね。