てらがよい日記

お寺という名の異世界に通って感じたこと

ピースフルなお寺で水琴窟を見つけた

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今日は坐禅会の前に、とある寺の茶屋に寄りました。雰囲気がむちゃくちゃ素敵で、1時間近く居座ってしまいました。途中座禅もしました。鳥のさえずりと、虫の音、庭師の声、それから少しだけ水の流れる音が聞こえるだけの、本当に静かで贅沢な時間でした。

こんな場所、なかなかないんじゃないかなあ。

お客さんは私以外には欧米の老夫婦と古老のガイドだけ。あまりに穏やかな時間なので、「peaceful・・・」と旦那さんが呟いてました。私は庭をボーっと眺めながら、今後の仕事のこと、自分が本当にやりたいことは何なのかを考えていました。答えは出ませんでしたけどね!

一切の生活音から切り離され、じっとしていると、心がざわつき、だんだんと落ち着かなくなってきます。ちょっと気持ち悪いかんじ。普段考えないようにしているこのざわざわと向き合うところから、いつも坐禅は始まるんです。

庭の端には水琴窟(すいきんくつ)がありました。水琴窟とは、水滴の落下音を響かせる仕掛けです。カンカン、コンコン・・・・。初めて聞く水琴窟の音は、金管楽器のような不思議な響きでした。ツイッターに上げた動画がありますので、是非音量を大きくして聞いてみてください。おもしろいです。

水琴窟の音に耳を傾けながら、あまりにも気持ちよくて満たされてしまったので、坐禅会はめんどくさくなってそのまま家に帰りましたとさ。(おい

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