てらがよい日記

お寺という名の異世界に通って感じたこと

今日あなたをののしったあの人は

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先日、ある人から非常に心が傷つく言葉をぶつけられまして、その衝撃でふと、以前何かの本で見つけたとてもよい言葉を断片的に思い出しました。うろおぼえで、どこに書いてあったのかもわからないのですが、自分なりにアレンジしてここに記したいと思います。

 

今日あなたを、ののしったあの人は、あなたと同じくらい辛い事があり、あなたと同じくらい悔しい思いをして、でもあなたと同じくらい幸せを望み、あなたと同じくらい大事な人がいて、あなたと同じくらい毎日を充実して過ごしたいと願う、あなたと変わらない、ひとりのにんげん。

 

いつもこんな風に割り切れるほど私という人間は達観しているわけではないですけれども、こう思える瞬間を増やしていこうと思ってます。そのための”呪文”です。

坐禅というのは、心をとらわれないようにする行為だといわれています。

心はつねに色々な感情に揺さぶられて消耗します。感情に引きずられて心が穏やかではないときは、自分らしい判断やふるまいはできません。

自分らしい行動を取れる心構えの型を身につけられるのが坐禅のよいところだと思います。わたしは未熟者なので感情が揺さぶられること多々なのですが、それでも型を覚えたことは大きいですね。

一呼吸置く作業に、坐禅の呼吸法や、禅の考え方が役に立ちます。

冒頭の言葉も、その類書から見つけたものでした。バンテ・グナラタナの「エイトマインドフル・ステップ」だったかもしれません。八正道の解説書です。

8マインドフル・ステップス

8マインドフル・ステップス