てらがよい日記

お寺という名の異世界に通って感じたこと

朝からお坊さんも大変だ!

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久しぶりに早朝座禅会に参加しました。

朝6時にお堂に入り約1時間の会がスタート。始めはお堂を囲む山林からホーホケキョ、チュンチュン、フクロウのホーホーと、にぎやかな鳥の鳴き声が聞こえていましたが、フクロウの声がやみ、ホケキョが聞こえなくなり、座禅が終わるころには境内の雀の鳴き声だけがわずかに残っていました。朝の時間はせわしないですね。

今日の座禅はお腹が空いて集中できずに、なぜかお坊さんのことばかり見てました。いつもこの早朝座禅会を担当している三十歳代くらいのお坊さんなのですが、今日は座禅しながら途中で鼻を布ですすっていて、なんだか調子が悪そう。この人の警策(棒でたたく行為)はいつもバッチンバッチンすごい音が鳴るのに、今日はペシペシとずいぶんとお手柔らかなもので、元気もなさげです。

座禅会が終わった後は、参加していた初老の男性から呼び止められて、なにやら穏やかならぬ雰囲気。男性の声は次第に大きくなり、しまいにはお坊さんに対して怒鳴り声で何かを問い詰めているようでした。会話の内容はわかりませんが、あのように一般の方がお坊さんに大声を出すところは初めて見たので、ショックというか、びっくりしました。

考えてみれば、お坊さんも大変です。寺にはいろんな人が来ます。宇宙人からのメッセージが来るとか、ちょっと精神疾患が疑われる人も相談に来るというお坊さんの話も聞いたことがあります。高層ビル、通勤電車、コンクリートリバーからかけ離れた寺に居すお坊さんであっても、世俗の煩わしさから離れることはできないんだなあと思いました。

今日は10名参加、うち3名が海外の方でした。以前このブログで書いた美女2人組もいました。まだここで修業しているんでしょうか。もう結構、長い気がします。

zennote.hatenablog.com

今週は桜が見ごろを迎えていました。

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