先日、メディカルジャーナリズム勉強会が主催する『伝え方サミット』でお話をしてきました。坐禅の話ではなく、お薬の話です。私、ふだんは薬剤師をしていますので。
今回は作務衣を着て、メディア&医療関係者60名程の方々の前でお話させていただきました。作務衣の姿で人前に出たのは初めてです。結論からいうと、作務衣を着てよかったなと。
もともと私は家では99%作務衣姿で過ごしています。ラクだからです。講演するときも、スーツを着て堅苦しくするよりも、できれば作務衣で済ませたいところ。作務衣を着ることにしました。
イベント主催者&他の登壇者の方々との事前のウェブ会議も作務衣姿で参加しました。今回のイベントには、最近作務衣に関心があるらしい旧知の高橋秀和さん(薬剤師、通称”作務和さん”)も一緒に参加しました。私が作務衣好きであることを知っている高橋さんですから、
「あっkuriさん、今日は作務衣ですね!うふふ」
と場を盛り上げてくれると思ったら、打ち合わせ中は最後まで私の作務衣には触れることなく・・・・他の方々も私の作務衣姿には一言もふれず・・・・いや、いいんですけどね・・・。
高橋さんがいぢってくれると思ったのに、目をそらされて、死にたくなりました https://t.co/HBZMXHPLdK
— kuriedits (@kuriedits) 2019年1月21日
そんな逆風にもめげずに、本番では作務衣を着ました。イベント終了後の写真がこちら。馴染みすぎて見つけにくいと思いますが、中央でキツネのお面をかぶっているのが私です。
主催しております #メディカルジャーナリズム勉強会 のイベント
— 市川 衛 @医療の「翻訳家」 (@mam1kawa) 2019年1月25日
たくさんの人が集まってくださって、みんな笑顔で幸せだった
誰かのお役に立つ発信や気付きが、ここから生まれますように#あたらしいクスリ情報のカタチ pic.twitter.com/eRyTU2Q3vx
作務衣を着たことで私の中では何一つ不都合はありませんでした(他の参加者の皆様にとってはどうだったかわかりませんが)。
変装用のキツネのお面ともしっくりきていたように思います。
私の作務衣は袖が開いているので、両手を入れることができます。手のやり場に困った時などには袖に両手を入れて腕組みすれば、手をだらしなくプラプラさせることもありません。
作務衣を着こなすことで、心は平穏になり、緊張から解き放たれます(メリット)。
しいていえば、緊張がほぐれすぎて、人前であることを忘れてしまいそうになりました(デメリット)。作務衣に意識が呑みこまれる感覚とでもいいましょうか。『お前が作務衣を着ているとき 作務衣もまたお前を着ているのだ』という表現が合っていると思います。
いずれにしろ、作務衣は講演時の服装に使えることが立証されました。
作務衣こそが最強の外着になる日が来るでしょう。
みんな、作務衣を着ようよ!(アマゾンで買えます)