今日は坐禅会の前に、とある寺の茶屋に寄りました。雰囲気がむちゃくちゃ素敵で、1時間近く居座ってしまいました。途中座禅もしました。鳥のさえずりと、虫の音、庭師の声、それから少しだけ水の流れる音が聞こえるだけの、本当に静かで贅沢な時間でした。
こんな場所、なかなかないんじゃないかなあ。
お客さんは私以外には欧米の老夫婦と古老のガイドだけ。あまりに穏やかな時間なので、「peaceful・・・」と旦那さんが呟いてました。私は庭をボーっと眺めながら、今後の仕事のこと、自分が本当にやりたいことは何なのかを考えていました。答えは出ませんでしたけどね!
一切の生活音から切り離され、じっとしていると、心がざわつき、だんだんと落ち着かなくなってきます。ちょっと気持ち悪いかんじ。普段考えないようにしているこのざわざわと向き合うところから、いつも坐禅は始まるんです。
庭の端には水琴窟(すいきんくつ)がありました。水琴窟とは、水滴の落下音を響かせる仕掛けです。カンカン、コンコン・・・・。初めて聞く水琴窟の音は、金管楽器のような不思議な響きでした。ツイッターに上げた動画がありますので、是非音量を大きくして聞いてみてください。おもしろいです。
水琴窟の音に耳を傾けながら、あまりにも気持ちよくて満たされてしまったので、坐禅会はめんどくさくなってそのまま家に帰りましたとさ。(おい
水琴窟(日本庭園の装飾の一つで、手”空洞の中に水滴を落下させて、その音を反響させる仕掛け)の、不思議な音色をお楽しみください(o^^o) pic.twitter.com/c8UNgsAy7L
— kuriedits (@kuriedits) 2018年10月12日