てらがよい日記

お寺という名の異世界に通って感じたこと

一心不乱に食べるよい方法は・・・?

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一昨日の坐禅会で老師が禅寺の食事について話しました。ややうろ覚えですがこんな感じです。

「本来、インド発祥の仏教では1日1食。それがこちら(中国や日本)に伝わり、気候が寒いのでいまは1日3食。ただ、夕飯は『薬石(やくせき)』といって残り物をいただく。黙って食べるんです。皆さんは黙って食べたことありますか?一心不乱に食べるんじゃ。そうすると美味しいんですな。食べる時は食べるだけ。他のことはしないんです」

私は食事中はかかさずスマホかパソコンを見ています。食事時に食事だけするなんてもったいない気がして、時短のためにやっているんですけど、どうなんでしょうね。”ながら飯”が当たり前になりすぎて、食事だけしていると落ち着かなくなってしまっています。スマホの誘惑に勝てません。よくないなあと思います。作ってくれた人がいて、その料理でいただく命があるのですから、ちゃんと味わって、楽しんで食事をしたいものです。

でも、どうすれば?

老師の「一心不乱に食べる」という話を聞いて、うちで飼っているウサギを思い浮かべました。エサを与えると目の色を変えて飛びつき、ひたすらモグモグします。あれこそまさに一心不乱。感心します。動物って偉いなあ。私も真似してみよう、ウサギになりきって食事してみようかな。私はウサギになりたい。