てらがよい日記

お寺という名の異世界に通って感じたこと

作務衣を買って着てみた感想

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先週は大雨でした。

雨が降ると

闇の深いこと深いこと。

真っ暗です。

 

さて、以前に

お坊さんの作業着「作務衣(さむえ)」を

取り上げたのを覚えてるでしょうか。

zennote.hatenablog.com

ずっと気になってまして・・・

買っちゃいましたよ、作務衣!

これです。6000円くらいしたかな。

 さきほど家に届きまして、

早速着ました。

ゆったりとしたかんじですね。

意外と暑いです(今日が暑いせい?)。

夏はムリですね。

鏡の前でポーズをとっていたら、

ピンポーンとチャイムが鳴りまして、

作務衣のまま玄関に出たら

郵便配達人の顔がちょっと

笑ってました。

マンションから

「!修行僧が出てきた!」

みたいな。

 

仕事から帰宅した奥さんは、

「お坊さんだ!若いお坊さんだ!」

とものすごく驚いてました。

ちょうど先日、

散髪して自分史上最も短くした

こともあって、お坊さんに

見えたんでしょうね。

似合っていると言われました。

 

でも自分では似合ってるように

思えないんですよね。

この姿のまま外出するのは

ちょっと勇気がいる・・・。

てゆうか、

いつも着ているユニクロ

化学繊維で出来た家着のほうが、

ぶっちゃけ肌触りもいいし、

動きやすいです。

作務衣で気持ちは

シャキッとしましたけど、

着続けるかどうかはわかりません。

 

さて、今週は座禅会を休みましたが

来週は高野山金剛峰寺を旅行します。

お寺に2泊します。宿坊、初体験。

仏はトイレットペーパー?

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座禅が終わったら、外は真っ暗でした。

座禅中には、ぷ~んと何かが飛んできました。

暑さが和らいで蚊が姿を現し始めたのです。

夏、終了。

 

さて、今日の座禅会は、

「無門関 第二十一則『雲門屎厥』」

という話を取り上げました。

屎厥(しけつ)というのは、

トイレで尻を拭う”糞かきへら”

のことだそうです。

いまでいえば、

トイレットペーパーみたいなものですね。

 

 

今から1100年ほど前、

中国は唐の時代の、

雲門(ウンモン)という名の位の高い僧が、

仏(悟り)とは何かと質問されて、

「糞かきへら(屎厥)だ」

と答えたそうです。

それを今から800年ほど前の、

宋の時代の

無門慧開(ムモンエカイ)という僧が

「雲門和尚の例えはヒドイ!」

とぼやくという話でした。

 

うーん、なにがいいたいのか?

仏とか悟りは特別なものではないですよ、

ということなのかもしれません。

でも、わざわざ後世に残す

エピソードでもない気がするのですけど。

 

寺をあとにして歩いてると、

三味線の音が聞こえてきまして、

その音に誘われて

神社へ続く小道に入ると

なんと日本舞踊が披露されていました。

日本舞踊って演者の姿勢や体の動かし方が

すごくきれいですね。

冒頭の写真が舞台です。