てらがよい日記

お寺という名の異世界に通って感じたこと

1本の草である「私」

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年が明けてしばらく寺に行けてなかったのですが、先週の昼間にふらりと寄りました。ちょうど温かい光が差し込んでいたので、ぽかぽかしながら一人坐禅することができました。

去年の末くらいから、坐っているときは自分が1本の草になったイメージを持つようにしています。そこらに生えている、何者でもない、無力で平凡な雑草です。世界の広さと比べれば、なんと小さく、世間の関心から外れた存在か。でも、それこそが自分の人生の姿だと思うのです。自分のちっぽけさを実感できます。

 

人間だれもが草のようなもんだ

生まれて、生きて、枯れるだけ

草が歩いてるようなものだなあ

 

・・・そんなふうに思いながら今年も生きていきます。

よろしくお願いします。

朝夜ほぼ毎日坐る楽しみ

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年内最後の坐禅に行ってきました。

今日は全国的に今年一番の冷え込みだったそうで、天気は良くても空気はキンキンに冷えていました。境内の廊下があまりに冷たいので、歩いてて足底が痛いのなんの。

でも、坐禅をすると、そこれほど寒くは感じなくなるんです。不思議ですね。体が温かくなるんです。坐るだけで体感温度がこんなに変わるなんて、最初の頃はビックリしました。

こんなふうに、坐禅は自分のカラダのことを教えてくれます。

今年から私は朝と夜にベランダで数分の坐禅をするようになりました。夜は黒(ウサギ)を一緒に出して、遊ばせながら坐ってます。時間も短いですし、ゆるゆるやっているのですが、これもいいかなと思っています。今年読んだ『現代坐禅講義』の影響です。

坐禅は朝夜でほぼ毎日やっています。なるべく規則正しい生活をしようと努めています。そのほうが、勉強や仕事の効率も高まる気がします。なにより楽しいです。

坐禅っておもしろいですね。来年はどんな発見があるのか楽しみです。

本年もありがとうございました。来年もよろしくお願いします!