てらがよい日記

お寺という名の異世界に通って感じたこと

座禅日記

座禅の基本「調身・調息・調心」で姿勢を見つめ直す

カメに氷が張っていました。寒いですね。今日は9時からいつもの寺に座禅に行きました。 平日の日中なので、中学生が境内にくるわくるわ。続々と現れる彼ら彼女らは、はじめはワイワイガヤガヤしてるんですが、ぼくが座禅していることに気づくと、とたんに静…

美女も、年配夫婦も、男性単独も参加!都内の「禅カフェ」イベントがお勧め!

今日は初心者向けにお坊さんが座禅のやり方を教えてくれる「禅カフェ」というイベントに行ってきました。お茶、お菓子付で1時間1000円。東京中目黒のレストランで催されました。 参加者は私を含めて5人。年齢は勝手な想像になりますが、60代の男性と…

異国の仏僧の服はなぜ黄色いのか?

黄色い袈裟を着た4人の異国人たちが、お寺の境内を歩いていました。珍しい光景におもわず手元のカメラでパシャリ。アジアの方々だと思われます。 ふつう、お坊さんが着ている服の色といえば、葬式などで見る黒の袈裟がほとんどですよね。黄色い袈裟を日本で…

日中座禅は難しいけど、困った時の集中法「数息観」の効果は抜群だった

遅くなりましたが明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。 さて、今年一発目となる寺での座禅は、いつもとはちょっとちがいました。座禅といえば夕方の座禅会に参加していたのですが、実は寺では日中も座禅できることがわかりました…

デザインを変えました

ブログのデザインを変えました。タイトルも変えようと思います。読みやすく、実用的な内容でありたいと思います。宗教とかスピリチュアルとか苦手な人にこそ座禅をお勧めしたいのです。仕事が大変な人にこそ試してほしい。座禅は身体的なものだから。

とくとご覧あれ!お坊さんが鳴らす和太鼓の華麗なる手捌き

こんにちは。 突然ですが、みなさんは寺でお坊さんが叩く太鼓の音を聞いたことはありますか? まずはこちらの仏僧による華麗なる太鼓さばきをごらんください。 どうですか。しびれますなあ。 今年、奈良県に長谷寺というお寺に行きまして、 朝7時から”勤行…

早朝座禅に現れる謎の金髪美女2人組

今日は4時50分に起きて、 久しぶりに早朝の座禅に行ってきました。 いい感じで集中できました。 6時から始まった座禅では 最初はお堂が暗かったのですが、 20分、30分経つと 日が昇り始めて堂内が少し明るくなり、 格子窓の向こうに紅葉が 見えてく…

「年をとったな。口が臭くて、恥をさらしてる」と言って褒める

今日の座禅会の法話は、いままでで1位2位を争うおもしろさでした。題材は「無門関 第34則『智不是道』」。その内容を紹介します。 無門関 (岩波文庫) 作者: 西村恵信 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1994/06/16 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: …

禅僧にはプレゼン能力を磨く前にやることがある

久しぶりの座禅会参加です。 やっぱりここ来ると心が落ち着きます。 もう11月なんですね。寒いのなんの。 今日の座禅は 体の痛みはまったく感じることなく あっという間に終わりました。 たぶん今日なら1時間くらい 座り続けることができたと思います。 …

出勤前の座禅には睡眠2時間分の休息効果があるかもしれない

旅行やらなんやらで 少し更新が止まってました。 座禅は続けています。 むしろ座禅する回数は増えてます。 この2週間くらい 毎朝出勤前に 3~5分の座禅をしています。 1か月前くらいから 仕事が特にしんどくて 朝はギリギリまで寝て それでもスッキリし…

仏はトイレットペーパー?

座禅が終わったら、外は真っ暗でした。 座禅中には、ぷ~んと何かが飛んできました。 暑さが和らいで蚊が姿を現し始めたのです。 夏、終了。 さて、今日の座禅会は、 「無門関 第二十一則『雲門屎厥』」 という話を取り上げました。 屎厥(しけつ)というの…

早朝6時の座禅会はクセになる

今日は早朝の座禅会に参加しました。 朝6時から座禅が始まるので、 家を5時過ぎに出ます。 参加者はいつも10人くらい。 老若男女問わず、といった感じです。 海外の人もいます。 早朝の座禅は、 それはもう気持ちいいものです。 朝日がキレイですし、 空…

「正面を向く」ことの難しさ

うだるような暑さの中、 蓮の花が咲いていました。 今回は30分間強の座禅でした。 集中できたおかげで、 驚くほどあっという間に終わりました。 ひとつ、座禅のコツを掴んだ気がします。 それは、顔の向きと視線です。 座禅の姿勢は、正面を向き、 少し顎…

猛暑に呟く名句「心頭滅却すれば火もまた涼し」は誤解されている

久しぶりの座禅。写真では伝わりませんが、3週間ぶりに見た蓮が、あちこちの瓶からすごい勢いで成長してました。 zennote.hatenablog.com 今日は猛暑とはいわないまでも、そこそこ暑めの一日。汗がじとっとでてきます。 老師が欠席で、代わりの僧がこんな話…

心配で仕事に集中できない時の「而今」

写真は7月。 今日は近所の書店で座禅関係の本をパラパラめくっていたら、 「而今(にこん)」という禅語が紹介されていました。 過去でも未来でもなく、「今」に集中するという意味だそうです。 座禅をするときに、老師から似たようなことをよくいわれます…

雑念が消え、集中力が高まる心身鍛練法「数息観」

写真は6月某日、某所。 今日は風邪を引いて座禅に参加できなかったので、 自宅で15分間だけ行いました。 家で座禅をすると、生活音とかが気になって、 なかなか集中ができないんですね。 そんなときに、集中力を高める方法があります。 座禅をしながら、自…

「法界定印」を覚えれば座禅はできる。いつでも。どこでも。

今日は座禅会を休みましたので、代わりに座禅の方法について書きます。 座禅中の手の組み方をご存知でしょうか。ときどき膝の上で手のひらを上に向けて置く人がいますが、これは瞑想のやり方です。 これはこれでいいのですが、座禅のやり方ではありません。 …

資本は捨てると幸せになる!?「幸福の資本論」と仏教の関係

人気作家の橘玲さんは「幸福の『資本論』」の中で、仏教を独自の捉え方で意味付けしています。 仏教における煩悩は、突き詰めればすべて人間関係(社会資本)から生じます。仏陀は煩悩から自由になることを悟りと呼び、瞑想(マインドフルネス)などさまざま…

数十万回の座禅の果て

今日はお堂で写生してる外人さんがいました。太さの異なる黒いペンのうち、一本を手に持ち、一本を口にくわえ、あと三本を横に置いて堂内を描いてました。覗き込んだら、なかなかの腕前。黙々と画用紙と向き合ってます。 今日の座禅はあまり集中できませんで…

四季の移り変わりは寺が教えてくれる

今年4月中旬、日が暮れるころの写真です。 座禅をするためにお寺に通うようになって、四季の移り変わりを五感で感じることが増えました。 秋は紅葉、木の実を求めてリスが走り、冬はあっという間に日が落ち、寒く、静か、春は暖かく、桜のつぼみが徐々に開…

臆病者ザッカーバーグのせいで座禅に集中できない

座禅会には毎回、色々な人が参加します。外国の人も必ず数名はいます。今日は男女1組がいました。このペアが気になって気になって、今日はまったく座禅に集中できませんでした、ええ。 うちの寺では座禅中に僧が回って、座禅をしている者の背中を木の棒で叩…

「苦しみ」とは「自分の思い通りにならないこと」である

6月中旬の紫陽花(アジサイ)です。 この日は複数の寺の住職が集まり、一般向けに短い説法を行うイベントがありました。印象に残った話を紹介します。 「苦(苦しみ)」とは一体何でしょうか。 仏教では、苦とは”自分の思い通りにならないもののこと”と考え…

弟子が師匠を殴る仏教のお話

先週の座禅はとても気持ちよく行うことができました。終わったあとに身も心もスッキリしました。座禅をやっててよかったなと思う瞬間です。 さて、この日の題材は「無門関第二則 百丈野狐(ひゃくじょうやこ)」。寺の住職が狐に変わってしまうというお話で…

ダルマさんがいた「少林寺」のガッカリな今

蒸し暑い季節になりました。午前中が雨だったせいか、空気がむわっとしていました。寺に続く坂道を歩いて、到着する頃には汗がじっとりです。 今日の座禅は短めで20分くらいで終わってしまったので、消化不良でした。 老師が途中から参加して、法話の時間…

座禅体験のブログを書きます

2016年の秋から、お寺で週1回の座禅をしています。 何気なく始めたものの、すっかりはまってしまいました。 初心者が座禅を体験して得たこと、その魅力を書いていきます。 どうぞお付き合いください。